【神凪之杜 妖狐奇譚】——序章

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2018-08-10 22:24:05
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神凪ノ杜 妖狐奇譚 木南瑞希は、幼い頃から人には見えないものを見ることがあった。 たった一人の家族である母は、そのことを絶対に誰にも言わないよう彼女に言いつけ、彼女はそれを守って生活していた。 ある雨の夜、部屋の窓から外を眺めていると、傘も差さずに通りを歩く人の姿を見つけた。 その人は、三日前に亡くなったはずの母によく似ていた。 ――雨の夜に、死んだ人が帰ってくる。 母の葬式で聞いた噂話。 まさかと思いつつも家を出て母の姿を追うと、そこに居たのは一人の妖の青年だった。 「お迎えにあがりました」 父方の祖父の家で働いているというその青年は、そう言って彼女の前に跪いた。 青年に導かれ、都会から遠く離れた田舎にある『雨月村』にやって来た彼女は、病で伏せっている祖父の代わりに、神や妖に関する問題を解決する『よろず妖屋』を任されることになり――。 仁科 直 cv:梅原裕一郎 沢木宋太 cv:八代拓 市 丸 cv:興津和幸 旭 cv:江口拓也 日 向 cv:柿原徹也 東 雲 cv:松岡禎丞

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